uechi.io/source/_posts/2021/server-2020.md

39 lines
2.5 KiB
Markdown
Raw Normal View History

2021-02-14 15:47:14 +09:00
---
title: 新しい自宅サーバーの構成
date: 2021-02-13T00:00:00
---
10 年ぶりにサーバーを更新しました。初めての AMD、初めての DDR4、初めての NVM Express です。
# 用途とスペック
- セルフホスト (Docker)
- メールサーバー
- DNS サーバー
- Nextcloud
- TimeMachine
- GitLab
- LanguageTool
- VPN 他
- 計算実験
- Web サーバー
- VS Code Remote SSH のホスト先
重いタスクを並列してやらせたいので最優先は CPU とメモリです。メモリはデュアルリンクを重視して 32GBx2 を、CPU は昨今のライブラリのマルチコア対応を勘案して Ryzen 9 3950X にしました。
> 結果から言うとメモリはもっと必要でした。巨大な Pandas データフレームを並列処理なんかするとサクッと消えてしまいます。予算に余裕があるなら 128GB ほど用意したほうが良いです。
GPU は古いサーバーに突っ込んでいた NVIDIA GeForce GTX TITAN X (Maxwell)を流用しました。グラフィックメモリが 12GB ですが、最大ワークロード時でも 5GB は残るので今のところ十分です。
記憶装置は 3TB HDD 2 台と 500GB NVMe、そして古いサーバーから引っこ抜いた 500GB SSD です。NVMe メモリは OS 用、SSD/HDD はデータとバックアップ用にしました。
マザーボードは X570 と比較して、実装されているコンデンサーやパーツがサーバー向きだと思った ASRock B550 Taichi にしました。
電源は、今後 GPU を追加することを考えて 800W 電源を選びました。実際にサーバーを稼働させながら使用電力を計測したところ、アイドル時に 180W 前後、フル稼働時でも 350W を超えない程度でした。今後 UPS を買う場合はその付近+バッファのグレードを買うと良いかもしれません。
ケースは Fractal Design の Meshify 2 です。
OS は長年付き合ってきた Ubuntu と袂を分かち、Arch Linux を選びました。ミニマルなところが好きです。本当に何も用意してくれません。セットアップウィザードとかないです。`which`すらインストールしなければ使えません。
Arch Linux のセットアップは[個別に記事](https://uechi.io/blog/installing-arch-linux/)を書いたので読んでください。入力したコマンドを全て記録しました。