--- title: Sketch 3 plugin 'StickyGrid' date: 2014-12-03 09:00:00 +09:00 --- 選択したシェイプのポイントをグリッドに吸い付かせるプラグインStickyGridを作りました。 ![](http://randompaper.co.s3.amazonaws.com/Sketch-StickyGrid/stickygrid.gif) Vectorツールで軽くスケッチしてからこのプラグインを適用することで、簡単に幾何学的なオブジェクトを作ることが出来る。 ![](http://randompaper.co.s3.amazonaws.com/Sketch-StickyGrid/tf1.png) # インストール [リリースページ](https://github.com/uetchy/Sketch-StickyGrid/releases/latest)からzipアーカイブをダウンロードし、__StickyGrid.sketchplugin__ をダブルクリックしてインストールする。 もし、より_CLI-way_がお好みであれば、以下のコマンドでもインストールすることが出来る。 ```bash cd $HOME/Library/Application Support/com.bohemiancoding.sketch3/Plugins git clone https://github.com/uetchy/Sketch-StickyGrid.git ``` # 使い方 吸い付かせたいシェイプを1つ、または複数選択して __`ctrl` + `⌘` + `G`__ を押すと、パスがグリッドの交差点に吸い付く。 ショートカット以外にも、メニューから__Plugins > Sketch-StickyGrid > Snap to Grid__を選んでも良い。 シェイプはもちろん、グルーピングされたシェイプも、逆にシェイプポイントだけでも吸い付く。 ![](http://randompaper.co.s3.amazonaws.com/Sketch-StickyGrid/stickygrid_2.gif) # プラグインの開発にあたって ## プラグインのデバッグ デバッギングには[Sketch-DevTools](https://github.com/turbobabr/sketch-devtools)を使っていましたが、最新版のSketchでは使えなくなってしまった。 その代わりにMac標準アプリの __Console.app__ を使う方法が公式デベロッパーサイトの記事 [Debugging - Sketch Developer](http://developer.sketchapp.com/code-examples/debugging/) で紹介されている。 スクリプト内で`log`関数を呼び出すと、Console.appにログが出力される。 ```js log(context.document.gridSize); ``` ## ドキュメントの情報源 ドキュメントは公式デベロッパーサイト [Sketch Developer](http://developer.sketchapp.com) があるものの、パス編集に関するドキュメントは全くなかった。 そこで、[class-dump](http://stevenygard.com/projects/class-dump/) を使って Sketch.app のヘッダーファイルを抽出し、ひたすら __目grep__ をしてシェイプ操作とグリッドに関するAPIを探し出し、プラグインの実装に役立てた。 また、先人によって公開されている数多のSketchプラグインのソースを見ることも、開発の助けになった。 # 結論 苦行僧じみたSketchプラグインの開発には __class-dump__ と __Console.app__ が必携。