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2021-02-25 22:36:19 +09:00

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title: 新しい自宅サーバーの構成
date: 2021-02-13T00:00:00
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10 年ぶりにサーバーを更新しました。初めての AMD、初めての DDR4、初めての NVM Express です。
# 用途とスペック
- セルフホスト (Docker)
- メールサーバー
- DNS サーバー
- Nextcloud
- GitLab
- VPN 他
- 計算実験
- Web サーバー
- VS Code Remote SSH のホスト先
重いタスクを並列してやらせたいので最優先は CPU とメモリです。メモリはデュアルリンクを重視して 32GBx2 を、CPU は昨今のライブラリのマルチコア対応を勘案して Ryzen 9 3950X を選びました。
> 結果から言うとメモリはもっと必要でした。巨大な Pandas データフレームを並列処理なんかするとサクッと消えてしまいます。予算に余裕があるなら 128GB ほど用意したほうが良いかもしれません。
GPU は古いサーバーに突っ込んでいた NVIDIA GeForce GTX TITAN X (Maxwell)を流用しました。グラフィックメモリが 12GB ちょっとですが、最大ワークロード時でも 5GB は残るので今のところ十分です。必要になったタイミングで増やします。
記憶装置は 3TB HDD 2 台と 500GB NVMe、そして古いサーバーから引っこ抜いた 500GB SSD です。NVMe メモリは OS 用、SSD/HDD はデータとバックアップ用にします。
マザーボードは X570 と比較して、実装されているコンデンサーやパーツがサーバー向きだと思った ASRock B550 Taichi にしました。
電源は今後 GPU を追加することを考えて 800W 電源を選びました。実際にサーバーを稼働させながら使用電力を計測したところ、アイドル時に 180W 前後、フル稼働時でも 350W を超えませんでした。今後 UPS を買う場合はその付近+バッファを考慮したグレードを選ぶことにします。
ケースは Fractal Design の Meshify 2 です。
OS は長年付き合ってきた Ubuntu と袂を分かち、Arch Linux を選びました。ミニマルなところが好きです。本当に何も用意してくれません。セットアップウィザードとかないです。`which`すらインストールしなければ使えません。
Arch Linux のセットアップは[個別に記事](https://uechi.io/blog/installing-arch-linux/)を書いたので読んでください。入力したコマンドを全て記録しました。